生活習慣病

生活習慣病について

生活習慣病発症や進行に生活習慣が大きく関与する高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)は、動脈硬化を進行させる生活習慣病です。いずれも自覚症状に乏しいまま進行しますので、放置しているとある日突然、脳梗塞や心筋梗塞などを起こす可能性があります。特に肥満があり、高血圧・脂質異常症・糖尿病のうち複数を発症している場合、動脈硬化の進行が速くなることがわかっています。
生活習慣病はできるだけ早期に発見し、食事や運動などの生活習慣を見直してしっかりコントロールし、動脈硬化を進行させないようにすることが重要です。

高血圧

高血圧は高い血圧が続く疾患であり、自覚症状が乏しいまま、動脈硬化を進行させます。さらに動脈が硬化して柔軟性を失うと血圧が上昇しやすくなります。高血圧と動脈硬化は互いを悪化させる悪循環を起こしやすい傾向があります。

血圧について

血圧心臓から送り出された血液が血管壁にかける圧力が血圧です。血圧を測ると2種類の数値が表示されますが、大きい方の数字は心臓が収縮した際の血圧で、小さい方は拡張した際の血圧です。
血圧は運動や動作、緊張などによって変動するため、診察室で測る診療室血圧では高めに出て、家庭で測る家庭血圧では低めに出る傾向があります。現在は血圧計が量販店などでも手に入れやすくなっており、血圧コントロールには家庭でこまめに血圧を測ることが推奨されています。

目標血圧

高血圧治療は、日本高血圧学会のガイドラインに基づいて行われます。年齢や基礎疾患などによって目標血圧は変わりますが、2019年に改訂された最新のガイドラインでは、ほとんどの方の目標血圧が130/80mgHgとなっています。この数値は診察室血圧であり、家庭血圧での目標値は75歳以下が125/75mmHg未満、75歳以上は135/85mmHg未満となります。など、ガイドラインでは、診察室血圧と家庭血圧の数値が違う場合、家庭血圧による診断を優先するとしています。

高血圧の原因

遺伝的な素因があって、過剰な塩分摂取、喫煙・飲酒、運動不足、ストレスなどが重なることで発症するとされています。自覚症状が乏しいまま進行するので、いつの間にか進行して動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞、腎不全、閉塞性動脈硬化症などの発症リスクが上昇します。血圧が高いと脳卒中や心筋梗塞によって死亡するリスクが高くなる傾向があり、120/80mmHg未満ではリスクが低くなることもわかっています。
また、高血圧に内臓脂肪型肥満がともない、脂質異常症や糖尿病も合併していると動脈硬化の進行が速くなってしまうため注意が必要です。
なお、生活習慣以外に原因がある2次性高血圧もあります。2次性高血圧の原因疾患には、睡眠時無呼吸症候群、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧などがあり、こうした疾患があると一般的な高血圧治療では改善できないことがあります。高血圧と診断された場合には、こうした疾患の有無もしっかりチェックする必要があります。

高血圧の治療

肥満の解消と適正体重の維持、減塩、習慣的な運動、禁煙といった生活習慣の改善を行います。他の生活習慣病の発症や進行を防ぐためにもこうした生活習慣の改善は有効です。内容は、年齢や血圧、他の病気の有無などによっても変わってきます。
こうした生活習慣の改善だけでは十分な効果を得られない場合や、リスクが高い場合には、適切な薬物療法を併用します。特に糖尿病、脂質異常症、心疾患などがある場合は厳格なコントロールが不可欠です。薬物療法にはさまざまな薬があり、患者様の状態や体質、他の病気、ライフスタイルなどにきめ細かく合わせた処方を行っております。

生活習慣の改善

続けられることを基本に、できるだけ無理なく行えることからスタートできるよう、しっかりお話を伺ってサポートしております。

減塩

高血圧治療ガイドラインでは、1日の塩分摂取量6g未満を推奨しています。体格や状態、日常的な活動内容などによって目標とする塩分摂取量はある程度変わることもあります。
塩分摂取量6g未満はかなり薄味です。ほとんどの加工食品は塩分が多いので摂取をできるだけ控え、減塩と表示されている場合も塩分量をしっかり確かめることが重要です。また、薬味やスパイス、酸味、うまみを上手に使うことで薄味でも満足度の高い食事になります。はじめはかなり物足りなく感じる方が多いのですが、慣れてくると舌が繊細に味を感じるようになります。
なお、野菜や果物などに多く含まれるカリウムは、降圧効果を期待できます。ただし、果物は糖分が多いため糖尿病の方や肥満の方はカロリー過多にならないように注意してください。

減量・適正体重のキープ

肥満は高血圧だけでなく、他の生活習慣病やそれ以外の多くの慢性疾患の発症・進行リスクを上昇させます。肥満があって高血圧を指摘された場合には、適正体重まで減量し、それを維持しましょう。

体格指数(BMI)22が標準体重であり、25以上は肥満症、18.5以下は低体重です。さまざまな疾患リスクが最も低いのが標準体重です。
日本で行われた調査では、肥満している方が3%以上の体重を減少させた場合、有意に降圧につながることがわかっています。食事と運動によって体重をしっかりコントロールしてください。無理なく続けられる生活習慣改善について、当院では親身にお話をうかがった上でさまざまなアドバイスをしております。

体格指数(BMI)

体格指数(BMI)=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}

節酒

飲酒は一時的に血圧低下をもたらす場合もありますが、習慣的な飲酒は血圧を上昇させることがわかっています。飲酒する場合は、適切な量にとどめることが重要です。男性の場合、1日に日本酒1合(焼酎では半合、ワインは2杯)までが適量です。なお、女性はこの半分が適量とされています。

運動

有酸素運動を習慣的に行うことで降圧効果が得られることは、多くの研究によって裏付けられています。激しい運動は必要なく、ウォーキングや水泳などが適しています。軽く汗をかく程度の運動を30分以上、週3回以上行います。高血圧をはじめとした生活習慣病の発症や進行の予防にも役立ちますが、筋力アップや血行・代謝の改善、ストレス解消、肥満解消にも運動は有効です。
なお、他の疾患があるなどによって適した運動の内容は変わってきます。医師に相談して適切な運動を続けるようにしてください。

禁煙

喫煙すると末梢血管が収縮し、動脈硬化につながることがわかっています。また、深刻な呼吸器疾患の慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がんをはじめとした各種のがんも喫煙がリスクを上昇させます。禁煙は高血圧治療だけでなく、将来の健康のためにも大きく役立ちます。ただし、禁煙によって体重が増加しやすい傾向がありますので、禁煙したら体重管理にも注意してください。

薬物療法

世界的にも高血圧患者は数が多く、深刻な疾患につながりやすいためさまざまな薬があり、血圧、年齢、体質、他の疾患、ライフスタイルなどにきめ細かく合わせた処方が可能です。当院では処方する薬の情報をしっかりお伝えし、再診時に状態を確認して患者様のお話を伺い、調整することで最適な処方になるよう心がけております。気になることがありましたら医師にお伝えください。

カルシウム拮抗薬

血管を拡張して血圧を下げる薬です。1日1回の内服で長時間血圧を下げる効果が期待できます。ゆっくり効果が現れることで副作用が少ないことも大きな特徴になっています。まれですが、動悸や頭痛、ほてり、むくみを起こすことがあります。

レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系薬

血圧や循環血液量のコントロールにかかわる仕組みに作用して血圧を下げる薬です。さまざまな種類があり、心臓をはじめとした臓器の保護効果や、尿酸値低下といった効果を持つものもあります。ただし、腎機能を悪化させるケースがありますので、低用量の服用を行って定期的に検査をするなど、慎重に処方する必要があるとされています。

利尿薬

尿の量が増えると血液の全体量が減り、血圧が下がります。減塩が難しいケースや、むくみをともなう高血圧に有効とされています。また、心不全の予防効果も期待できます。夏季に過剰降圧を起こすことがあり、低ナトリウム血症や低カリウム血症にも注意しながら処方することが重要です。
なお、糖尿病治療薬には利尿薬ではないものの利尿効果や降圧効果が報告されているものがあります。複数の疾患があって多剤処方の場合にも、しっかりチェックして処方しております。

β遮断薬

心臓や血管に刺激を与える交感神経の働きを抑制し、過剰な刺激を与えないことで血圧を下げる薬です。気管支喘息や房室ブロックがある場合は使えませんが、頻脈があるケース、心筋梗塞や大動脈解離などを起こしたことがあるケース、そして甲状腺機能亢進症を合併しているケースに使われることが多くなっています。

上記は代表的な薬であり、これ以外にもさまざまな高血圧治療薬があります。

脂質異常症

脂質異常症は、LDL(悪玉)コレステロールが多い高LDLコレステロール血症と中性脂肪(トリグリセライド)が多い高トリグリセライド血症、そして、余分なコレステロールを回収する役割を持ったHDL(善玉)コレステロールが少ない低HDLコレステロール血症の3タイプに分けられます。症状なく進行しますので、健康診断などで脂質異常を指摘されたらできるだけ早く受診してください。

LDLコレステロール

いわゆる悪玉コレステロールです。多すぎると血管壁に入り込んで動脈硬化を引き起こします。

HDLコレステロール

血管壁の余ったコレステロールを回収して肝臓に戻し、動脈硬化を進行させないように働く善玉コレステロールです。少ないと血液中の悪玉コレステロールが十分に回収されず、動脈硬化を進行させます。

中性脂肪

多すぎると肥満や脂肪肝の原因になり、動脈硬化を促します。中性脂肪は食事の影響を受けて大きく変化します。

原因

大部分の脂質異常は食生活の欧米化・運動不足・体重増加など生活習慣が主な原因であり、それ以外にも遺伝的な要因による家族性高コレステロール血症、甲状腺機能低下の症状として現れるもの、ステロイドなどの薬の副作用として生じるものなどがあります。
脂質異常は自覚症状がありませんが、動脈硬化を進行させて全身の動脈が殉難性を失って硬くなり、血管の内径が狭くなっていきます。また、血液中の脂質が多い状態が続くと血管壁に脂質が沈着してプラークという塊ができます。プラークが破れるとそれを修復するために血小板が集まって血栓ができ、血栓が血管の狭窄や閉塞を起こします。また、剥がれ落ちた血栓が血流に運ばれた先で狭窄や閉塞を起こすこともあります。狭窄や閉塞を起こした先の組織は血流が不足して壊死します。窄や閉塞が心臓の冠動脈に起こると狭心症や心筋梗塞を生じ、脳の血管に起こると脳梗塞や脳出血などを生じます。

治療

血液検査の基準値は誰もが同じですが、脂質異常の治療目標値は患者様の状態によって大きく変わります。糖尿病・高血圧といった動脈硬化を進行させる疾患や、肥満・喫煙などがあり動脈硬化進行リスクが高い場合には、より厳格な目標値を設定する必要があります。当院では患者様の状態にきめ細かく合わせて治療方針を決定しております。

食事療法

肥満の場合には、標準体重を目標に減量し、維持することが重要です。しっかりカロリーをコントロールしてください。
食物繊維がコレステロールの吸収を抑制する作用がありますので、積極的にとるよう心がけてください。コレステロールを多く含む食品の摂取をできるだけ控えることも重要です。
また、摂取する脂肪に気を付けることで、数値の改善が期待できます。とりすぎないよう注意が必要な脂肪は、ラード、ベーコン、バター、生クリームなどに含まれる動物性の脂肪、そして、ケーキ・ドーナツ・フライドポテトなど洋菓子や揚げたスナックに含まれるショートニングやマーガリンなどの脂肪です。
サバ・イワシ・アジなどに含まれる魚類の脂肪やオリーブオイル・アマニ油・えごま油などは一般的な食事では不足することが多いため、ある程度積極的にとることをおすすめします。
なお、糖分を含む清涼飲料水やエナジードリンク、スナック菓子、アルコールは中性脂肪を上昇させてしまいます。できるだけ控えるようにしてください。場合によっては禁酒が必要になることもあります。

運動療法

軽く汗ばむ程度の運動を1日30分、週に3日以上、習慣的に行ってください。運動は中性脂肪を低下させて、善玉(HDL)コレステロールを上昇させる効果を期待でき、他の生活習慣病の発症や進行の予防にも役立ちます。ウォーキングや水泳などが適していますが、こうした運動を続けることが難しい場合には、1駅分歩く、少し遠い店まで歩いて行く、できるだけ階段を使うなど日常に運動を取り入れることも有効です。

薬物療法

必要があれば、食事療法と運動療法に薬物療法を併用します。タイプや状態、他の疾患、ライフスタイルなどにきめ細かく合わせた処方を行っています。脂質異常症は自覚症状がないため、定期的に受診して検査を受け、状態を把握することが特に重要です。

HMG-CoA還元酵素阻害薬

肝臓で行われているコレステロール合成を抑制する薬です。悪玉(LDL)コレステロールが高い方に向いています。

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(エゼチミブ)

早朝からのコレステロール吸収を阻害する薬です。

PCSK9阻害薬

悪玉(LDL)コレステロールの血液中から肝臓への取り込みを促進する薬です。現在は注射剤のみがあります。

PPARα活性化薬

肝臓での中性脂肪合成抑制や分解促進の働きを持った薬です。

エイコサペンタエン酸(EPA)

中性脂肪を下げ、血液をサラサラにする効果のある薬です。青魚に含まれる成分からつくられています。

高尿酸血症(痛風)

血液中に含まれる尿酸が過剰な状態が続く疾患です。尿酸は核酸の原料となるプリン体が分解される際につくられ、通常は尿として排泄されます。プリン体は体内で生成されるほか、食品にも含まれています。また、プリン体の多いビールだけでなく、アルコールは尿酸値を上昇させます。
遺伝的な素因があって、食生活や飲酒、肥満などが関与して発症します。血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症とされます。高尿酸血症によって血液中の過剰な尿酸が鋭い針状に結晶化し、足の親指の関節にたまって激しい痛みを起こすのが痛風発作です。尿酸値が高いと痛風発作を起こすリスクが高くなりますが、尿酸値がかなり高くても痛風発作を起こさないケースもあります。高尿酸血症が続くと痛風発作以外でも、腎臓に沈着して腎機能を低下させる痛風腎を発症することもあります。また、尿中で尿酸が結晶化して尿路結石を発症することもあります。
さらに、近年の研究によって高尿酸血症が心筋梗塞発症や脂肪に関与していることもわかってきています。
痛風発作がない場合も、高尿酸血症を指摘されたら適切な治療をできるだけ早く受けるようにしてください。

原因

食事の欧米化などによってプリン体を多く含む食品を過剰に摂取することが増えると、高尿酸血症になるリスクが高くなります。また、アルコールはプリン体が少なくても代謝で尿酸値が上昇するため、ビール以外も適量までに控えることが重要です。他に、腎機能低下、血液疾患などの疾患、利尿剤などの薬によって尿酸値を上昇させることがあります。

治療

健康診断などで尿酸値が高いと指摘された場合には、必ず受診してください。痛風発作を起こしたことがなくても尿酸値が高いケースもあります。
尿酸値が7.0mg/dL以上で、すでに痛風発作を起こした経験がある場合は、薬物療法が必要になります。尿酸値が下がっても関節などにたまった尿酸結晶が溶けきるまでは治療を続ける必要があります。しっかり治療を続け、再発しないようにしましょう。
痛風発作を起こしたことがない場合、薬物療法を検討する目安は8.0mg/dL以上です。それ以下の場合には、食事療法、運動療法をしっかり行って慎重に経過を観察します。

食事療法

痛風発作リスクが上がる肉類・アルコール・糖分を含んだ清涼飲料水をとりすぎないよう注意します。乳製品を多くとることで痛風発作のリスクが下がると報告されていますので、乳製品は積極的にとるようにしてください。
プリン体の多い、レバー、うに、エビ、白子などをとりすぎないよう心がけ、1日のプリン体摂取量を400mgまでにとどめます。
尿酸の排出を促すために、水分を積極的にとってください。水分を積極的にとることは尿路結石の発症リスク低下にもつながります。

運動療法

痛風発作が尿酸値の急激な変化によって起こることがあります。激しい運動や無酸素運動は痛風発作のきっかけになることがありますので、避けてください。軽く汗ばむ程度の有酸素運動を習慣的に行い、適正体重を維持しましょう。

薬物療法

痛風発作を起こしたことがある、痛風結節がある、食事や運動で十分に尿酸値が下がらない、他の疾患を合併している場合には薬物療法が必要です。急激に尿酸値が変化すると痛風発作を起こしやすいため、慎重に少しずつ下げていき、最終的には尿酸値6.0mg/dL以下にコントロールします。状態に合わせて、尿線の生成を抑制する薬や尿酸の排泄を促進する薬を処方します。

尿酸生成抑制薬

尿酸産生過剰型高尿酸血症の方へ使用される薬です。
尿酸を作り過ぎている方、腎機能低下・尿路結石・尿酸排泄促進薬で副作用を認めた患者様に使用されます。

尿酸排泄促進薬

尿中に尿酸排泄が低下してしまう尿酸排泄型高尿酸血症の方へ使用される薬です。
尿酸を強く下げる作用があります。

痛風発作時の治療

痛風発作時には、尿酸値を下げる治療で悪化する可能性がありますので、発作時には痛みを抑える消炎鎮痛薬による治療を中心に行います。尿酸値を下げる治療は、痛みがなくなって状態が落ち着いてから開始します。なお、痛風発作は前兆を感じることがあり、その際にはコルヒチンが有効なケースがあります。
高尿酸血症を放置していると何度も痛風発作を起こすことがあり、尿路結石や腎障害、心筋梗塞などのリスクも高くなってしまいます。痛風発作を起こしたことがある方は、早めにご相談ください。

糖尿病

高血糖状態が慢性的に続く疾患で、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類に分けられます。1型糖尿病は主にウイルス感染・生まれつきの膵臓障害が原因となって発症します。2型糖尿病は、いわゆる生活習慣病とされる糖尿病で、糖尿病患者の95%が2型糖尿病とされています。
血糖値は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの作用でコントロールされています。インスリン分泌が減る、またはインスリンの作用が低下することで高血糖状態が続き、放置すると動脈硬化を進行させて脳梗塞や心筋梗塞などを起こすリスクや、毛細血管が障害されて糖尿病腎症・糖尿病網膜症・糖尿病神経障害などの深刻な合併症を発症するリスクが上昇してしまいます。
糖尿病の治療では、血糖値をしっかりコントロールし続けることが重要です。1型糖尿病と2型糖尿病では治療法が異なり、1型糖尿病の場合は注射で不足するインスリンを補う治療が中心になります。2型糖尿病は、遺伝的素因があった上で生活習慣が関与して発症します。軽度であれば生活習慣を改善するだけで血糖値のコントロールが可能になることもあります。特に肥満がある場合は適正体重まで体重を落とし、それを維持することが有効です。運動や食事といった生活習慣改善では十分な効果が得られない場合には患者様の状態やライフスタイルなどに合わせた薬物療法を併用します。糖尿病は早期に適切な治療をはじめ、適切な血糖値コントロールを続けることが重要な病気です。健康診断などで高血糖を指摘された場合は、早めにご相談ください。

糖尿病はこちら

TOPへ