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胃カメラ(胃内視鏡検査)検査で分かる疾患〜逆流性食道炎〜


みなさんこんにちは。

今回は胃カメラ検査で分かる疾患の1つ、『逆流性食道炎』についてお話ししたいと思います。

逆流性食道炎は胃酸が食道側に逆流することで食道粘膜が障害され、症状が引き起こされます。

定型症状は『胸焼け・呑酸』ですが、非定型症状として『胸痛・咽頭炎・咳嗽・喘息』なども逆流性食道炎との関連性が示されています。

 

逆流性食道炎の原因は胃酸過多胃酸が逆流しやすい状況が挙げられます。
ストレスが多い状況下では胃酸過多となり症状が誘発されやすくなります。
また食道裂孔ヘルニア、脂肪摂取の増加、過食、肥満などは胃酸が逆流しやすい状況となるため、逆流性食道炎が起こりやすくなります。

 

逆流性食道炎の重症度分類は、ロサンゼルス分類と呼ばれる1994年の世界消化器病学会で紹介された内視鏡分類に基づいて行われます。
GradeM→A→B→C→Dの順に食道粘膜の障害がひどくなります。我々はロサンゼルス分類に基づいて、適切な治療・経過観察を行います。

 

 

逆流性食道炎の治療は酸分泌抑制薬生活習慣の改善・見直しの2本柱になります。

『胸焼け・呑酸・食後の気持ち悪さ・食道のつかえ感・胸痛・咽頭炎・慢性的な咳嗽』などの症状がございましたら是非ご相談ください。お待ちしております。

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